15代目の日記

デリヘル嬢の写メ日記的なやつ

チーズタッカルビ

私はアイドルが好きだ。理由は可愛いから。純粋に性の対象として見ている。

「推しは恋愛対象じゃない」とか「推しに告白されても絶対断る」だの言うイキったファンもいるが、私は違う。絶対に付き合いたいし、ガンガンおかずにもする。

多かれ少なかれ私のようなファンもいれば、ファンレターを1500通送って逮捕されるファンもいたりとアイドルファンは多種多様だ。

女性アイドルを応援する女性ファンの中には推しの持ち物やファッション、メイクや髪型を真似する人たちがいる。

中にはその風貌を見ただけで誰の推しなのかわかってしまうほど頭のてっぺんからつま先まで推しを完コピしている人もいたりする。

80年代に流行した『聖子ちゃんカット』や、社会現象にもなった『アムラー』なんかはまさにそんな人たちがいたお陰でもある。

もちろん誰のファッションや髪型を真似しようが個人の自由だし、真似をすることで私生活じゃ見向きもされないルックスでも、男だらけのアイドル現場でならチヤホヤしてもらえるし、上手くいけば「推しとSEXするのは難しいから推しに近い女で妥協すっか」なんて考えの高身長イケメンとワンナイトラブなんてこともあり得るかもしれない。

でも私には「好きだから外見をその人に近づけたい」という感覚が一切ない。理解不能。むしろ意識していればしているほどそういう人たちの事をイタイ奴、身の程知らずのブス、地獄に堕ちろ、とすら思ってしまう。※本当はそんなこと微塵も思っていませんがオチが弱いためオーバーにフってます。

BiSHというアイドルグループにリンリンというメンバーがいる。無口担当。グループの中でも特に個性的、というかクセの強い子だ。ファッションも奇抜でヘアスタイルもコロコロ変わる。

黒髪ストレートの時もあれば、レインボーのツインテールの時もある。やっと落ち着いたかと思えば突然プレデターのようなドレッドヘアーになったりと、リンリン推しのファンのヘアダメージは深刻だ。

二年くらい前、BiSHの新しいアルバムのリリースイベントに参加するため新宿のタワレコへ行った時のこと。

まだイベント開始時刻までは時間があったのでタワレコの入った建物内でふらふら時間を潰していると、同じくリリイベ目的であろうBiSHのTシャツやグッズを身につけたファンの姿がちらほら見受けられた。

そんな最中、ふと視線を移した先に一際目を引く女がいた。レインボーのヘアーに全身奇抜なコーデ。紛れもないリンリン完コピ女だった。痛たた~。

しかし判断するのはまだ早い。偶然居合わせた熱烈な志茂田景樹ファンという可能性も捨てきれないので近くで確認する必要があった。

エスカレーターでタワレコのある上階へと向かうその女の背後につき、全身を舐め回すように観察する。どうやら志茂田景樹ファンではなさそうだ。

間近で見るとその見事な完コピ度合いに関心させられる。好きというだけでここまでできることに恐怖すら覚える。彼女はどれだけリンリンに私生活を捧げているのだろうか、仕事は何をしているのだろうか、恋人はいるのだろうか。

考えれば考えるほど彼女への興味が湧いてくる。となるとどうしても〝顔面〟が気になってしまうのが男の性である。

私はエスカレーターを上り、追い抜きざまに横目でその女の顔を確認すると…

 

 

 

 

 

 

 

リンリン御本人でした。チャンチャン♪

 

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グレーマッサージ店の女の子と食べたチーズタッカルビ