15代目の日記

デリヘル嬢の写メ日記的なやつ

空からエロが降ってくる2

バブルが弾ける手前のパンパンに膨れてカウパーが出ちゃってるくらいの頃、私は山口県に生まれた。とは言っても山口県にいたのは1歳半までで、母が一度目の離婚をして、私と二つ上の姉を連れて実家のある東京に戻ったので山口で過ごした記憶は一切ない。なので当然風俗なんかで出身地の話しになった際には「あ、生まれ?東京 東京」と1年半ほどお世話になった山口をノーカンで話しをしている。

そんな恩知らずこと私だが時々想像することがある。もしも母が離婚を踏みとどまり、あのまま山口県に残っていたらどんな人生だったのだろうか、と。

山口の豊かな自然とコバルトブルーの海に囲まれ幼少期を過ごし、青年期はスポーツに打ち込み青春を謳歌。その後は実父が営んでいたという割烹料理屋の後を継ぐため板前の道へ。なんて世界線もあったのかもしれない。

板前修行を始めて数年、私(山田裕貴)の包丁さばきもすっかり板についてきた頃、幼馴染でもある彼女(佐久間由衣)の妊娠が発覚。それを聞いた板前の師でもある父(光石研)からは柳刃包丁を持って追いかけまわされるも、母(麻生祐未)と姉(水川あさみ)の説得により何とか事態は収拾。

隠し事のできない田舎町では瞬く間に話は広まって、号泣する親友(仲野太賀)とその妹(伊藤沙莉)から祝福をされ、八百屋の大将(ずん飯尾)や精肉店の主人(でんでん)、魚屋の兄ちゃん(柳楽優弥)、酒屋の娘(ファーストサマーウイカ)からは意地の張り合いによる大量の贈呈品で家が溢れかえったりなんかする。他にもスナックのママ(広末涼子)や駐在さん(中田敦彦)、高校の担任(ひろゆき)、高校時代のライバル(大谷翔平)、近所の悪ガキ(ジャック・ニコルソン)など地元を挙げて祝われ、山口の人々の愛に包まれながら地元に腰を据える。

そこから妻の出産、親友の死、地元の都市開発計画、割烹料理屋全焼、娘の結婚となんやかんやあり、天寿を全うするのである。そして、子と孫たち(有村架純/吉岡里帆/池田エライザ/浜辺美波/今田美桜/えなこ)に見守られながら最期を迎えようとする時、私は心の中でこう思うだろう…

「東京でもっとエロいことしたかったな!!!」

そんなわけで人生2周目の少年俺は、スカパーのアダルト専門チャンネルのお試し映像で自らをブラッシュアップする青年期を送っていた。

アダルトを見るようになり初めに取り掛かったのが、映像を覆い隠すように画面いっぱいに表示されている購入に関する説明を消す方法を探ることだった。

まず最初に発見したのが[000]など存在しないチャンネルを入力することでエラーメッセージが表示されて3秒間ほど購入説明が消えるという裏技、通称「エラー消し」だ。ただ3秒おきに存在しないチャンネルを入力しなきゃいけないのが手間なのとエラーメッセージも映像の邪魔をすることに変わりなかったので「エラー消し」はすぐに使わなくなった。

色んな裏技を研究し最終的に辿り着いたのが、通称「オキニ」である。スカパーのリモコンにはお気に入りのチャンネルを登録しておくとワンタッチでそのチャンネルに飛べるショートカットボタンがあった。そのボタンをいじりチャンネルを登録する一歩手前で待機していれば購入説明が消えるのを発見。これを使えば映像の約90%がはっきり見え、しかも「エラー消し」のように繰り返しボタンを入力する手間もない画期的な裏技だった。

「オキニ」の発見により私のアダルトウォッチは劇的に捗った。学校から帰宅したらすぐさまスカパーをつけ番組表を凝視、十数あるアダルト専門チャンネルを効率良く見るためにタイムスケジュールを組み、スキマ時間でヨシモトファンダンゴTVを見るというのが毎日のルーティンだった。

ひと番組につき30秒~1分のお試しタイムが設けられていて、お試しタイムを使い切っても次の放送に切り替わればまたお試しタイムが楽しめる。このお試しタイムをどこに持ってくるのかが超重要なのだ。例えば60分の番組であれば、最初の15分弱はインタビューやドラマシーンである可能性が高く、お試しタイムが復活したからといって急いで視聴に向かうと片乳首も拝めずに時間切れとなってしまうことも。かといって逆に最後の盛り上がりを期待して50分以降を狙っていくと、今月のおすすめ番組紹介のような告知映像の時間になっているリスクもあるのだ。作品のジャンルや放送時間、チャンネルの傾向などからベストなタイミングを探り、お試しタイムを最大限に活用してアダルトを楽しむことにこの頃の私は夢中だった。夢中になり過ぎたせいだったのか、学校の勉強についていけず友達のみんなとは違う特別な教室に移動して勉強させられるようになったのも丁度この頃である。

長々と説明してきたが、変な裏技の研究も、お試しタイムの駆け引きも、ハロバイやチャイマやニブゴあたりのお笑いにハマった期間も、アダルトを購入していればすべて必要のないことなのだ。そのことに少年俺が気づくのは、まだ先のお話し。続く。

AV監督になるまで、あと6500日。ぐらい。

f:id:KUROGAL:20230629194035p:image

空からエロが降ってくる

人生の転機ってありますよね。私の場合は、小学三年生の夏でした。

まだ世間が空から降ってくるらしい恐怖の大王に怯えていたあの頃、近所にあったパンプキンという名前のコンビニが消えて、同じ場所に新しくオープンしたセブンイレブンに私は親友のエハラ君とよくジュースやお菓子を買いに来ていた。私の実家は理容室で、両親に練習用のマネキンとして自分の頭を差し出せば無限にお小遣いが手に入るという増殖バグがあったため、ただのプレーン黒髪頭がパツ金ジャンボ尾崎ヘアになる頃には、マジックテープのお財布がはち切れるほどの巨万の富を築き、友達にお菓子を奢るなんてことも珍しくなかった。

その日もエハラ君にアイスを奢る流れになった。初めの頃は誰にでも無条件で奢っていた私だったが、この頃には見返りとしておもちゃやポケモンカードを要求する成金襟足長クソガキとなっていた私は、親友のエハラ君にも対価を要求した。少し悩んでエハラ君が口を開いた。

「『アダルト』って知ってるか?」

アダルト。初めて耳にするその意味も知らない言葉に、全身の細胞一つ一つが熱くなるような感覚を覚えた。空気階段の踊り場でやっていた『私、介入されました』のコーナーのように、私もこの日何者かの介入によって、未来を大きく捻じ曲げられたと疑っている。そのくらい強烈な思い出として記憶に残っている。

見事アイスをゲットしたエハラ君に連れられ、その【アダルト】とやらが待つエハラ君の家へと向かった。いつもの子供部屋ではなくリビングに導かれると、エハラ君はテレビの電源を入れてリモコンを操作し始めた。ボタンがいっぱい付いている衛星放送用のリモコンだ。エハラ君の家には、当時ではまだ珍しかったスカパーがあった。しきりにザッピングされていくテレビ画面を見つめていると、それは突然映し出された。

楽しそうに股間をぶつけ合う裸の男と女。なぜか股間の周りがキラキラしている。これが【アダルト】か。後にそれは、スカパーのアダルト専門チャンネルに回すと数秒間だけお試しで見れる映像だと知ることになる。

初めて触れるアダルトというものに当時の私は、心の琴線をぶん殴られたような衝撃、とはならず、「なんだかよく分からない」という印象しか残らなかった。この頃の私には、裸の男女が股間をぶつけ合っている映像なんかよりも、ファービー人形をバグらせて遊ぶ方が死ぬほど楽しかった。

しばらくして私は転校した。それと同時にエハラ君とも疎遠になり、アダルトの記憶もどこかへ消えてしまった。

少し時が流れて、私の頭がベッカムヘアになっていた頃。ある日、学校から帰ると、父親がリビングでテレビを見ていた。ボタンがいっぱい付いたリモコンをいじりながら自慢げに父親が口を開いた。

「これでカートゥーンネットワークが見れるぞ」

我が家にスカパーがやってきたのだ。続く。

AV監督になるまで、あと6666日。ぐらい。

 

ジャーナリズム精神

ひと月前、ツイートがバズりました。

今日の時点で2万3千リツイート、いいねの数は10万弱。インプレッション(閲覧数)に至っては650万回というもはや嫌がらせに近い数字です。女の子からのDMは0でした。

これだけ人様の目に晒されれば当然厄介な人たちの目にも留まります。いらない感想を送ってくるマン、謎の自分語りを始めるマン、勝手にケンカしだすメン等々。コイツらからクソリプが飛んでくる度に慌てて親指を隠してました。

スーパーインフルエンサーの私が中でも一番嫌いなのがダウトマンです。ダウトマンはなんでも嘘にしたがります。幼少期に両親が投資詐欺にあって蒸発した事がきっかけで信じる心を失ってしまった哀れな怪人です。手に巨大な虫眼鏡を持ち、語尾に「ダウト」が付きます。

そんなダウトマンの標的にされたのが先ほどのツイートの続きの部分です。

これを見てダウトマンは親の敵のように次のような攻撃をしてきました。

  • 駐車場に移動したのをインターホン越しにどうやって確認したんダウト?
  • インターホン越しに駐車場の声が聞こえるはずないダウト!
  • 彼氏はどんだけ大声で囁いてたんダウト!
  • ツイ主はデビルマンなのかダウト?

ダウトダウトうっせえバカ!「その後」って書いてあんのが見えねえのかバカバカ!俺はインターホンの前から動けないタイプの人間と思われてるんですか?首までセメントで埋められてるんですか?だとしたらちゃんとそうツイートするわ!でも待てよ?セメントで埋められてたらツイートできないか!うけるー(爆笑)

想像力の乏しいダウトメンに落胆しつつエゴサをしていると、Togetterに記事がまとめられているのを発見しました。そこに模範的なコメントを見つけました。f:id:KUROGAL:20190823092354j:image

ご覧くださいこの見事な読解力!1から10まで説明しないと分からないおバカさんたちとは次元が違います!ファンタスティック!いやむしろ、ここまで見抜かれてしまったことに恐怖すら覚えます!

きっとこの方のように私のことを怖いと感じる方、気持ち悪いと思われる方もいるでしょう。でもこれだけは言わせていただきたい、「知ったこっちゃねえ!」と。カップルの解散ライブですよ?しかもそれを最前列で聴けるっていうのに寝てしまうんですか?良い子ぶってんじゃないよ!もっと本能に従って生きなさい!

とは言いつつも、本能のままスクショしたクソリプをランキング形式で発表する予定だったのですが、出来上がったものを自分で読んで我に帰りました。っぶねぇ〜。

いつかまたバズる時が来ればやります。

 

f:id:KUROGAL:20190824194442j:image

June bride

昔、外回り営業の合間に立ち寄った喫茶店で手相が見れるという店主のばばあに「あんた 25歳で結婚するわよ」とズバリ言われたことがあった。現在、ばばあが予言した年齢から4年が過ぎようとしているが未だバチェラーのまま。彼女はおろか、女友達も集団神隠しに遭ってしまったので結婚には程遠い状況です。

今の私を取り巻く女性の大半を占めるのが仲の良い風俗嬢達です。正月は西川口ソープ嬢と初詣に行き、ホワイトデーには池袋のデリヘル嬢とチーズハットグを食べていた。これはこれで良い関係ではあるものの、所詮は客の一人に過ぎずその範疇を超えることはありません。

風俗嬢を無視すると残されるのがマッチングアプリで知り合った女性達である。けれど、困ったことにマッチングアプリで知り合った女性達もまた風俗嬢だったりするのだ。向かいのホーム、路地裏の窓、どこを探しても風俗嬢。どうやら知らない間にこの世界は風俗嬢だけになってしまったようです。

シンデレラコンプレックスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。童話『シンデレラ』のように、「いつか白馬に乗った王子様が現れて、迷える自分を救ってくれる」という幻想に取り憑かれた女性のことです。私はまさにこれです。30がらみの男が何言ってんだと思われるでしょうが、シンデレラなんすよ、俺。

結婚するからには当然幸せな家庭を築きたいし、女性関係で家庭をぶっ壊すなんてことは絶対に避けたい。しかし、なんつったって私は節操がない!逆ナンなんてされたら間違いなくついていく。現に、ナンパしてきたのがゲイのおじさんでもホイホイついていっちゃったくらいだ。今世はノー貞操観念縛りでプレイさせられています。

おまけに背徳感フェチという厄介な性癖、っつーか病気を持っているからさあ大変。「こんなことをしたら彼女が悲しむかな」と思えば思うほど海綿体が膨張してしまう。自慰をしようとFANZAを開いたつもりが、気が付いたらFacebookの彼女の女友達のページで果てているなんて事もしばしば。どちらも「F」で始まるから間違えやすいよね。

ゼクシィのコピーに「結婚しなくても幸せになれる時代に、私は、あなたと結婚したいのです」というのがありましたね。これ考えた人センス良いですよね。最新の「あなたと幸せになることを、私は、私に誓います」ってやつはちょっと浅いっすね。自己完結型の人間はメンヘラ率が高いので危険です。余談でした。

嫁にするなら顔がタイプで巨乳の女性が良いです。可愛い顔を見ながらご飯を食べたいし、朝起きたら隣に大きいおっぱいが転がっていて欲しい。「好きになったら顔や見た目なんて関係ない」とか言う人もいますが、大嘘です。ルックスで妥協した過去を、さも自分が人格者であるかのように言い換えてマウントを取っているだけなので暴力で黙らせましょう。女が言う「私イケメン苦手なんだよね〜」も嘘だし、男が言う「すっぴんの方が可愛いよ」も嘘!みんな嘘つき!

あとは警察のお世話にならない程度の常識と心が健康であればOKです。性格や趣味嗜好なんてものは、育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めない。

結婚の良い点は何と言っても一人の女性に集中できるというところ。もう嫁以外の女を女として見なくていい。りんなちゃんにスイーツを差し入れてご機嫌を取ったり、かぐらちゃんのホストの愚痴に相槌を打つ日々からも卒業できる。

結婚にも向き不向きがあると思うが、私は完全に不向きの人間です。もちろん結婚だけが幸せではないし、独身だからって引け目を感じる必要もない。でも、だからって諦めるの?そんなの寂しいじゃない。俺デレラは今日もなお、白馬に乗った王子様が現れるのを待ち続けているのです。

 

f:id:KUROGAL:20190603205805j:image

潜在意識に山崎まさよしを刷り込みました。

アイドル・イズ・デッド

先日、週刊文春が女性アイドルグループ「BiSH」のアイナ・ジ・エンドとラップグループ「MOROHA」のギターを担当するUKとの熱愛を報じました。

いや知らんやつと知らんやつが熱愛すな!」とおっしゃる方も少なくないと思うので簡単に紹介しますが、BiSHは昨年の日本レコード大賞で新人賞を受賞した今ブレーク中の6人組女性アイドルグループで、アイナ・ジ・エンドはその中でも人気一、二を争うメンバー。キャッチフレーズは「ハスキーボイスでアグリーフェイスな女の子」です。

MOROHAはラブレターズの塚本さんが音楽活動をする際に名乗っている名前で、UKは塚本さんをサポートするギター演奏アンドロイド「U3-K2」の愛称です。名前を知らない人でもGalaxyやアクエリアスのCMで声を耳にしている方は多いのではないでしょうか。

とまあ、そんなお二人の熱愛ですが、「清掃員」と呼ばれるBiSHファンの皆さんの反応はというと、以下のような感じです。

  • BiSHは恋愛禁止じゃないし別に良くない?
  • アイドルではなくアーティストとして見てるから彼氏がいても問題なし
  • アイナが選んだ相手なら素直に祝福するよ!おめでとう!
  • 熱愛報道にも動じない清掃員さすがだなー
  • 文春砲不発ざまぁwwwww

…うーん、シンプルに気持ち悪いしダセェです。「無理すんなお前ら」って言いたいです。自分の感情を押し殺してまで応援し続ける価値などアイドルにはありません。アイドルってそういうんじゃないから。推しのアイドルに男ができたんだから赤ん坊みたく泣き喚けっつの。ファンなら必死こいて男から取り返せっつの。

中には「好きな人の幸せを思ってこそ、本当の愛だろ!」と言う人もいるでしょうが、どうかその愛情は恋人や家族にそそいであげてください。アイドルにはこちらの勝手な理想を押し付けて、こちらが一方的に気持ち良くなればいいのです。嫌な事には素直に嫌と言いましょう。

甘やかす事が愛情ではありません。恋愛まで大目に見てたらアイドルはすぐに消えてしまいます。まださほど知名度もない内に堂々と男を自宅に連れ込んで、あっさり週刊誌にすっぱ抜かれるようなリスク管理もできないバカ女はあっという間に妊娠します。清掃員の安易な優しさがアイナ・ジ・エンドを引退へと近づけているのです。

2016年にアイナ・ジ・エンドさんは喉の手術のため一時活動休止をしました。このピンチに慈悲深い清掃員さん達は、喉の病に御利益があるとされる神社へお参り&絵馬に応援メッセージを書きSNSに投稿するという行動を起こしました。素敵やん?

しかし、残念ながらそんな事をしてもアイナさんの喉が良くなるわけではありません。すべては執刀医の腕次第です。ただの自己満足で「ありがとう」のカツアゲをするのはやめましょう。神社に行くまでにかかった交通費や絵馬を買うために払ったお金でCDや物販を買ってあげた方がアイナさんの為になります。もっと脳みそ使えオタクども!

アイドルオタクは三度の飯より群れて行動することを好みます。きっと神社へのお参りもライブ感覚だったに違いありません。境内で狂ったようにサークルモッシュをし、二ヘドバン二拍手一ヘドバンでお参りをきめて、神主さんをリフトしてバカ騒ぎしていたことでしょう。

こういう輩はとにかく目立ちたがりで謎の使命感に取り憑かれており、自分がファン代表だと言わんばかりの主張をしてきます。自分のしたい事が“ファンの総意”であると信じて疑いません。転任する先生のためにクラス全員で寄せ書きをしようとか提案してくるタイプの人間です。文化祭の度にクラスTシャツを作りたがり、発起人となりクラスのグループLINEを作るのもこういう奴らなのです。厄介な存在でしかありません!

アイドルという職業にとって「恋愛」=職務放棄と言っていいでしょう。今回の熱愛報道を知ったとき、私は真っ先に「えっアイドル活動飽きたん?」と思いました。ドカンとブレークこそしないものの、BiSHはアイドルとしてここまでトントン拍子に売れてきました。そんな今の恵まれた環境や築き上げてきた地位をなげうってまで恋愛がしたいんですか?そこまでして彼ぴっぴと一緒にいたいんですか?素敵やん?

俺もそのくらい本気で人を好きになってみたいよ!

 

f:id:KUROGAL:20190204032747j:image

幸せのパンケーキ

これは先日、とある用事で渋谷へ行った時の事なんですがねぇ。

その日、東京都心はうだるような暑さで、アタシはどこか涼める場所を探してセンター街のあたりを歩いていたんです。

したたる汗を拭いながらしばらく歩いてますと、ある雑居ビルの前でピタッと足が止まったんだ。

これといって珍しい所もない普通の雑居ビルなんですがねぇ、ど〜も気になるんだ。

アタシってば一度気になりだすと引っ込みがつかないタチなもんでして、その雑居ビルの中へスゥーと入っていったんです。

静かな廊下の先に扉がありまして、その扉を開けると中は薄暗くてなんとも重苦しい嫌ぁ〜な雰囲気なんだ。

すると突然知らない男がアタシに声をかけてくるんです。

「当店のご利用は初めてですか?どちらのコースにしますか?」と。

その男、初対面だと言うのにやけに馴れ馴れしく話しかけてくるんですよ。

気味の悪い男だな、ヤダな〜、怖いな〜、ヤダな〜…なんて事を思っていると、今度は狭い部屋へと案内されたんです。

その部屋っていうのが、畳一枚分ほどの広さで、壁の一つがガラス張りになったおかしな造りをしてましてねぇ。

ふぅーっとガラスの向こうに目をやると制服を着た女子高生風の女性が数人、お菓子なんか食べながら楽しそうに会話してるじゃない。

アタシ何の気なしにその様子をしばらく眺めてたんですがねぇ…あれ〜?妙だな〜?だっておかしいじゃない、今わたしの目の前にいるその女性達、まるでアタシの姿が見えてないようなんだ。

アタシがいくら手を振ろうがふざけた顔をしようがパンツを下ろそうが無反応なんだ。

こちらからは見えているのに向こうからは見えていない…どうやらアタシ、気付かぬうちに幽体離脱していたんです。

いや〜まずいことになったな〜、どうしようかな〜、なんて途方に暮れながらふと手元に目をやると、見覚えのないタブレットがあるんだ。

あれ〜?アタシいつからタブレットなんて持ち歩いてたかなぁ?ヤダな〜、怖いな〜、ヤダな〜…疑問に思いながらもそのタブレットスーススーっとスクロールしていくとあるページでピタッと指が止まった。

そのページっていうのが女性のプロフィールなんかが書かれたページなんですがねぇ、アタシそこに載っている女性達に見覚えがあったんだ…なんでって?だってその女性達、今ガラスの向こうで楽しそうに会話してるんだもの。

渡りに船とはこういうことを言うんですかねぇ、アタシ急いで一番ギャルっぽいアンナという女性を指名して助けを待ったんです。

ほどなくしてガラスの前に彼女がやって来ましてねぇ、必死に胸やお尻をガラスに押し付けて助けようとしてくれてるんだ。動いて暑くなったのかワイシャツのボタンを胸の下まで外して頑張ってくれてるじゃない。

アタシそんな彼女の姿にいたく感激しましてねぇ、体の色んな所が熱くなってきちゃって…気付いたらアタシ、ガチガチに勃起していたんですよ。

すると、ピピピピピッ!ピピピピピッ!

突然タイマーの音が鳴り響くとアンナはシャツのボタンを留めて、まるで何事もなかったように元いた場所に帰っていくんだ。

その時、アタシ気付いちゃった…

 

 

 

 

 

ここ、見学店だって。チャンチャン♪

 

f:id:KUROGAL:20180810033530j:image

デリヘル嬢と食べた幸せのパンケーキ

チーズタッカルビ

私はアイドルが好きだ。理由は可愛いから。純粋に性の対象として見ている。

「推しは恋愛対象じゃない」とか「推しに告白されても絶対断る」だの言うイキったファンもいるが、私は違う。絶対に付き合いたいし、ガンガンおかずにもする。

多かれ少なかれ私のようなファンもいれば、ファンレターを1500通送って逮捕されるファンもいたりとアイドルファンは多種多様だ。

女性アイドルを応援する女性ファンの中には推しの持ち物やファッション、メイクや髪型を真似する人たちがいる。

中にはその風貌を見ただけで誰の推しなのかわかってしまうほど頭のてっぺんからつま先まで推しを完コピしている人もいたりする。

80年代に流行した『聖子ちゃんカット』や、社会現象にもなった『アムラー』なんかはまさにそんな人たちがいたお陰でもある。

もちろん誰のファッションや髪型を真似しようが個人の自由だし、真似をすることで私生活じゃ見向きもされないルックスでも、男だらけのアイドル現場でならチヤホヤしてもらえるし、上手くいけば「推しとSEXするのは難しいから推しに近い女で妥協すっか」なんて考えの高身長イケメンとワンナイトラブなんてこともあり得るかもしれない。

でも私には「好きだから外見をその人に近づけたい」という感覚が一切ない。理解不能。むしろ意識していればしているほどそういう人たちの事をイタイ奴、身の程知らずのブス、地獄に堕ちろ、とすら思ってしまう。※本当はそんなこと微塵も思っていませんがオチが弱いためオーバーにフってます。

BiSHというアイドルグループにリンリンというメンバーがいる。無口担当。グループの中でも特に個性的、というかクセの強い子だ。ファッションも奇抜でヘアスタイルもコロコロ変わる。

黒髪ストレートの時もあれば、レインボーのツインテールの時もある。やっと落ち着いたかと思えば突然プレデターのようなドレッドヘアーになったりと、リンリン推しのファンのヘアダメージは深刻だ。

二年くらい前、BiSHの新しいアルバムのリリースイベントに参加するため新宿のタワレコへ行った時のこと。

まだイベント開始時刻までは時間があったのでタワレコの入った建物内でふらふら時間を潰していると、同じくリリイベ目的であろうBiSHのTシャツやグッズを身につけたファンの姿がちらほら見受けられた。

そんな最中、ふと視線を移した先に一際目を引く女がいた。レインボーのヘアーに全身奇抜なコーデ。紛れもないリンリン完コピ女だった。痛たた~。

しかし判断するのはまだ早い。偶然居合わせた熱烈な志茂田景樹ファンという可能性も捨てきれないので近くで確認する必要があった。

エスカレーターでタワレコのある上階へと向かうその女の背後につき、全身を舐め回すように観察する。どうやら志茂田景樹ファンではなさそうだ。

間近で見るとその見事な完コピ度合いに関心させられる。好きというだけでここまでできることに恐怖すら覚える。彼女はどれだけリンリンに私生活を捧げているのだろうか、仕事は何をしているのだろうか、恋人はいるのだろうか。

考えれば考えるほど彼女への興味が湧いてくる。となるとどうしても〝顔面〟が気になってしまうのが男の性である。

私はエスカレーターを上り、追い抜きざまに横目でその女の顔を確認すると…

 

 

 

 

 

 

 

リンリン御本人でした。チャンチャン♪

 

f:id:KUROGAL:20180630165749j:image

グレーマッサージ店の女の子と食べたチーズタッカルビ